Midas touchを手に入れろ

穴馬狙いの競馬予想をします。思いのままに綴っていきます!

日本ダービーの予想

日本ダービー
◎ロードレゼル
◎ドウデュース
▲ダノンベルーガ
☆プラタリア
△ジオグリフ
△キラーアビリティ
△イクイノックス

1-1 アスクワイルドモア(牡3、岩田望来・藤原英昭調教師)
→父:キズナ 前走:京都新聞杯 8番人気1着
今年のラッキーゲートは京都新聞杯を制してきた彼でした。前走は馬体を軽く絞って一度並ばれた2着馬を競り落とし、レコードタイムを叩き出してこの舞台に駒を進めてきた。流石に疲労ストレスは抱えているだろうが、レコードの反動もありそうだが、今年初戦のきさらぎ賞も勝ち馬と0.2秒差の4着で、前走京都新聞杯を勝ち切っていてリズムを維持。前に行く位置取りショックを掛けて4角3番手以内であれば面白いかもしれないとは思う。

1-2 セイウンハーデス(牡3、幸英明橋口慎介調教師)
→父:シルバーステート 前走:プリンシパルステークス 6番人気1着
日本ダービーに直結しないトライアル・プリンシパルステークスを制している。今年4戦目で過去の着順は2着ー4着ー1着と実はリズムは悪くない。これもアスクワイルドモア同様に人気薄で勝ち切って初の中2週のローテーション。重賞未勝利で格も持っていないので少し苦しいかな。

2-3 アスクビクターモア(牡3、田辺裕信田村康仁調教師)
→父:ディープインパクト 前走:皐月賞 6番人気5着
本年の弥生賞勝ち馬。弥生賞を勝って皐月賞でちょい負けという臨戦。皐月賞で人気より少し走ってしまってややストレスが残ったかなという印象も、この馬もまたリズムを崩しておらず意外と悪いローテーションではない。前走逃げではなく差しに回っていたら今回非常に面白い存在だった。重賞勝ち鞍があるので格はあるが、G1戦は2戦目で鮮度は薄れていてきているディープインパクト産駒のため拾うか切るか最後まで悩む。

2-4 マテンロウレオ(牡3、横山和生昆貢調教師)
→父:ハーツクライ 前走:皐月賞 14番人気12着
本年のきさらぎ賞勝ち馬。弥生賞での凡走はストレスを抱えているタイミングなので問題ないのだが、ストレス疲労を全て吐き出して、走れるタイミングだった前走の皐月賞は流石に負けすぎた。位置取りショックが欲しいが、過去のレースでは基本後方待機でそれをいきなり本番でできるのかは未知数。

3-5 ピースオブエイト(牡3、藤岡佑介・奥村豊調教師)
スクリーンヒーロー 前走:毎日杯 4番人気1着
本年の毎日杯勝ち馬。新馬アルメニア賞、毎日杯と芝18で3連勝と極上のリズムでの臨戦。昨年の日本ダービーの勝ち馬であるシャフリヤールも毎日杯からの直行ローテだった。ただピースオブエイトは前走逃げ切り勝ち、今回初の多頭数戦の内枠と状況的にかなり苦しくなる局面。これが来たらもう諦める。

3-6 プラダリア(牡3、池添謙一池添学調教師)
→父:ディープインパクト 前走:青葉賞 4番人気1着
本年の青葉賞勝ち馬。過去10年の青葉賞勝ち馬で日本ダービーで馬券になったのは12年のフェノーメノ(2着)と17年のアドミラブル(3着)の2頭だけ。青葉賞組はプリンシパルステークスよりはマシな臨戦だが、勝ち切るまでには至ってない。このプラダリアは2走前がなんとまだ未勝利戦でそのレースを7馬身差の圧勝。青葉賞では鮮度もあってしっかりと勝ち切ってリズムも維持。日本ダービーで2走前が未勝利戦という臨戦もあまり記憶がなく、例年に比べてかなり異端の臨戦であるだろう。それだけに他馬とは疲労度が違うだろうし、今回は初G1戦で鮮度も十分のタイミング。過去にエアダブリンが、シンボリクリスエスが、ゼンノロブロイが、ウインバリアシオンが、フェノーメノ青葉賞1着から日本ダービー2着と涙を飲んできた臨戦であるが、この2着止まりのジンクスを破る可能性は、相対的な疲労度の少なさと鮮度で対抗することで最高の結末があるのかもしれない。

4-7 オニャンコポン(牡3、菅原明良・小島茂之調教師)
→父:エイシンフラッシュ 前走:皐月賞 8番人気6着
本年の京成杯勝ち馬。この京成杯を勝って皐月賞で敗戦して日本ダービーで巻き返しを期するのは同馬の父・エイシンフラッシュと全く同様のローテ。父は皐月賞で3着と好走したが、オニャンコポンは馬券外。中途半端に人気より走ってややストレス疲労を残している状況だが、それでも皐月賞の0.4秒差6着はそこまで悪いとは思わなかった。ただ今回人気が思ったよりも落ちておらず、プレッシャーからは思いのほか外れない感じでの出走になりそうなので、いつもと違うこと、例えば思い切って前に行ったら面白いかもしれない。

4-8 ビーアストニッシド(牡3、和田竜二飯田雄三調教師)
→父:アメリカンペイトリオット 前走:皐月賞 13番人気11着
本年のスプリングステークス勝ち馬。前走逃げられなかった逃げ馬に該当する。逃げ切ったスプリングステークスで見せた強気の内容とは異なり、延長臨戦の皐月賞では少し疲労ストレスを控えて何もできずに凡走。今回は巻き返しのタイミングに替わるのだが、皐月賞から広い東京コース替わりが合うとも思えなかった。今年重賞5戦目というのもなかなか厳しいかなと思う。

5-9 ジャスティンパレス(牡3、M.デムーロ・杉山晴紀調教師)
→父:ディープインパクト 前走:皐月賞 9番人気9着
暮れのホープフルステークスで2着と好走し、直行臨戦で挑んだ皐月賞で大惨敗。生涯2度目のG1でまだギリギリ鮮度もあったと思うが、それまでの3戦と異なり後方待機。ただ今回は疲労ストレスは全くないし、前に行ければ位置取りショックのタイミング。巻き返せるタイミングではある。でもやはり休み明けで大きくリズムを崩したディープインパクト産駒が休み明け2戦目で激走するイメージが見えなかった。

5-10 マテンロウオリオン(牡3、横山典弘昆貢調教師)
→父:ダイワメジャー 前走:NHKマイルカップ 3番人気2着
今年重賞4戦目。既に重賞3戦して3連対。そしてその全てが0.0秒差の大接戦で疲労ストレスはおそらくメンバーで一番抱えているはず。ダイワメジャー産駒でここまで疲労が多いとかなりシンドイと思う。前走は後方待機のため、ここでは2走前のように番手で競馬が出来れば面白いと思うのだが、やはり今年の重賞4戦目はキツイと思う。

6-11 ジャスティンロック(牡3、松山弘平・吉岡辰弥調教師)
→父:リオンディーズ 前走:皐月賞 10番人気7着
昨年の京都2歳ステークス勝ち馬。ペースが緩んだ皐月賞を上がり3位で追い込んできた。それ以外の出走レースでも基本的に上がり上位の脚は繰り出せるため、思っているより走れる可能性はあるのだが、皐月賞では人気以上に走ってきており少々ストレス疲労を残している。前に行ければショックが掛かるのだが、過去の戦歴では大体後方からの競馬になるので前に行ける可能性はあまり多くなさそう。延長より短縮向きな気がするので、距離短縮のどこかで買いたいタイプ。

6-12 ダノンベルーガ(牡3、川田将雅堀宣行調教師)
→父:ハーツクライ 前走:皐月賞 2番人気4着
本年の共同通信杯勝ち馬。このレースの勝ち馬や好走馬は比較的に日本ダービーでの好走馬が多いことで有名で、昨年の日本ダービー馬・シャフリヤールも共同通信杯3着、エフフォーリアも共同通信杯1着だった。皐月賞では人気より凡走しており疲労ストレスは抱えていない状況。外枠決着の中で1番枠から好走しているのもよく映り、最低限のリズムも保有している。2勝している東京コース替わりも悪く見えない。福永祐一の3連覇を阻む強力なライバルにはなり得る存在ではある。

7-13 ドウデュース(牡3、武豊友道康夫調教師)
→父:ハーツクライ 前走:皐月賞 1番人気3着
→昨年の朝日杯フューチュリティステークス勝ち馬。弥生賞が1番人気2着、皐月賞で1番人気3着と、リズムを崩さない程度に負けてきて、明らかに鞍上が日本ダービーを意識した乗り方のようにしか見えない。つまりこれまでの2戦は、この日本ダービーを獲るために鞍上の意志でわざと負けて疲労ストレスを残さないようにしているという事。時は98年、鞍上に初めて日本ダービーをプレゼントした名馬・スペシャルウィークも、前残りの皐月賞で大外から差し切れず3着となり疲労ストレスを残さず、日本ダービーを圧勝した内容に類似しているのである。ただスペシャルウィーク皐月賞で馬体を増やし、日本ダービーでしっかりと絞ってきたのに対し、このドウデュースは皐月賞で既に馬体を絞っておりそこが違うポイント。今回も調教後馬体重を見る限り減ってくると思われるので、研ぎ澄まされていれば突き抜ける可能性も十分ある。

7-14 デシエルト(牡3、岩田康誠安田隆行調教師)
→父:ドレフォン 前走:皐月賞 7番人気16着
デビュー2戦はダート戦でしっかりと勝ってきて、初の芝レースとなった若葉ステークスも難なく逃げ切り。初重賞挑戦となった前走の皐月賞では自分の競馬ができず大惨敗。さすがに多頭数相手レベル大幅アップの流れはキツく、リズムを崩してしまった。タイプ的に速い上がりを繰り出すタイプではなく東京コース向きではないので、ここも苦しい。

7-15 ジオグリフ(牡3、福永祐一・木村哲也調教師)
→父:ドレフォン 前走:皐月賞 5番人気1着
本年の皐月賞勝ち馬。鞍上の福永祐一前人未到日本ダービー3連覇に挑む相棒だが、共同通信杯がVラインを刻んで2着、その後の皐月賞では人気落ちでプレッシャーからは外れたのもありしっかりと勝ち切った。延長臨戦向きで日本ダービーは合わないわけはないはずであるが、やはり前走で明確なストレスを抱えているのは否めない。脚質に自在性もあるので大きく崩れることもなさそうだが、少なくとも皐月賞よりは苦しくなるタイミングにはなる。思ったより人気していないのは好材料

8-16 キラーアビリティ(牡3、横山武史・斉藤崇史調教師)
→父:ディープインパクト 前走:皐月賞 4番人気13着
昨年のホープフルステークス勝ち馬。少頭数の萩ステークスから多頭数のホープフルステークスでしっかりと対応してきているのは悪くはない。ホープフルステークスは世代の日本ダービーを目指す若駒が目指す一つの目安のレースであるわけで、ここでしっかり勝ってきたことは初G1鮮度だけで片付けていいのか、いや能力があるからだと思う。ホープフルステークスから皐月賞へ直行し共に惨敗を喫したジャスティンパレスも同じ父・ディープインパクトであるが、違いはやはりG1馬の格があるかどうかで。この馬は格があるため、人気落ちのこの局面でプレッシャーから外れるタイミングとなれば前進する可能性はまだ残している。リズムを崩してはいるのだが、ここまで嫌われたら買いやすいタイミングである。

8-17 ロードレゼル(牡3、D.レーン・中内田充正調教師)
→父:ディープインパクト 前走:青葉賞 2番人気2着
青葉賞を勝ち切れてはいない時点でかなり苦しい臨戦ではある。青葉賞2着からの臨戦で日本ダービーに出走してきた馬で馬券内に好走したのは13年のアポロソニック(3着)のみ。18年のエタリオウも4着だった。やはり厳しい。それでも気になったのは、3走前が未勝利戦で生涯鮮度はまだ十分あり、初G1挑戦のディープインパクト産駒だということ。安定して前に行けており、いい前向きさを持っているのもこの日本ダービーにはプラス材料。マイナス材料になっている外枠なので、必然的に鞍上も前に行くことを意識することになるかもしれないタイミングの中でダミアンレーン騎乗というのは心強い。

8-18 イクイノックス(牡3、C.ルメール・木村哲也調教師)
→父:キタサンブラック 前走:皐月賞 3番人気2着
昨年の東京スポーツ杯2歳ステークス勝ち馬。前走の皐月賞は約4ヶ月半の休み明けで、相手レベル大幅アップ、しかも中山の大外枠でしっかりと連対してきており、これはもう実力はある証拠。新潟、東京といった広いコースで余裕を持って走ってきているタイプのため、なかなか切りにくい。人気より好走した分皐月賞上位組の中ではややストレス疲労は抱えているだろうが、それでも大崩れするようには見えない。