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穴馬狙いの競馬予想をします。思いのままに綴っていきます!

2023年日本ダービーの予想

日本ダービー

◎シーズンリッチ

◯ソールオリエンス

▲ファントムシーフ

☆ドゥラエレーデ

△スキルヴィング

△シャザーン

△べラジオオペラ

◎のシーズンリッチは、芝20-芝18-芝18-芝24のバウンド延長臨戦。皐月賞への最終便という位置付けである毎日杯からの直行ローテは、2年前のシャフリヤールが見事に成功事例を作っており決して悪い臨戦というわけではないのが現代競馬。内容も馬群を割って勝ち切っており、相手レベルアップの混戦でも走れそうなイメージを持った。そして皐月賞組よりも遥かに長い中8週の間隔を空けて出て来れるのはかなり魅力的で、たとえ毎日杯で人気以上に激走していたとしてもストレス疲労は薄めて来られるはず。人間同様に競走馬も、ストレス社会からは少し時間を空けてあげることで回復する。人気大幅ダウン臨戦でG1初挑戦の鮮度面での恩恵もあり、買い材料が多数なのでかなり面白い。

◯のソールオリエンスは、キャリア3戦目、無敗で皐月賞を制覇した新怪物候補。実際無敗の皐月賞馬はこの1984年以降で9頭いて、日本ダービーに出走した7頭の成績は【5・1・0・1】と連対率は85%超。唯一の着外は18年のサートゥルナーリアだが、それでも4着と基本的には走るタイミングにある。この馬の皐月賞は完結Vラインを刻んで豪快に追い込んだが、重馬場の中を16頭ごぼう抜きだったため、思いの外消耗してしまったのではないかと推測する。そして重賞で1番人気1着経験がないこと、これが地味に気になる。それが今回1番人気に支持されるタイミングとなってきていて、その重圧を撥ね退けられるかどうか。また鞍上の横山武は2年前に今回同様無敗の皐月賞馬・エフフォーリアで日本ダービーに挑んでおりハナ差2着と惜敗。先に抜け出したところを差されているため、今回は大事に乗り追い出しのタイミングを少し遅らせる可能性を考えれば、取りこぼすのではないか、そんな気がしないでもない。基本は馬券内、それでも勝てないこともあり得る。もし撥ね退けてきたら、秋以降この馬とイクイノックス、ドウデュースとの対決を楽しみにしましょう。

▲のファントムシーフは、共同通信杯を先行策で勝ったが、延長臨戦の皐月賞では控える形の逆位置取りショックとなり届かず3着と凡走。それでも日本ダービーへの布石はしっかり打てた印象。ただ残念なことにルメールに振られるという痛恨の事態が発生し、テン乗り武豊を起用することに。この武豊はおそらくこの馬をしっかりと研究してくるでしょうし、共同通信杯と同じような競馬をすることがあれば、前走からの位置取りショックがかかるタイミング。彼ならこの大一番でどうやったら勝てるかの答えをしっかりと出してくるので無難な選択肢になりそう。

☆のドゥラエレーデは、芝20-ダ19-芝24の超異端バウンド延長臨戦。G1勝ち馬でソールオリエンス以外で格を持っているのはこの馬のみ。前走ダートという異端性に加え、しかも海外でも走るという他馬にはない圧倒的な経験値。今までの常識を全て超えてきそうな勢いを感じる。毎日杯ローテと同様に中8週の間隔が空いたローテーションというのも魅力的だし、先週のオークスで2冠を達成したリバティアイランド同様の父を持つ。毎回前に行く自分の競馬も安定して出来るタイプであり大崩するというイメージはなかなか持ちにくい。枠が大外というのを嫌われて人気がないなのであれば、それすらもプラスに捉えさせてくれる魅力がある。全然走ってきてもいい。

△のスキルヴィングは、過去毎年のように言われる青葉賞組からの勝ち馬はご存知の通りZERO。少し古いがシンボリクリスエスとかゼンノロブロイでも2着どまり。4馬身差圧勝から臨んだペルーサも人気に支持されたが掲示板外。アドミラブルも2馬身半差楽勝から1番人気で挑むも3着が精一杯。このジンクスを破る可能性を秘めている素質馬。では今年のこの馬の場合はどうか。人気に応えているが着差は半馬身差先着とストレス疲労を少し抱えていて、前述の4頭と比較しても少し危ないかなと推測するが、完結Vラインを刻んでいるので走る気はありそうなのと、3走前が未勝利戦で鮮度は十分。加えて鞍上ルメール皐月賞3着馬ではなくこちらを選択したことでこの馬のいつもの走りは出来るだろう。芝24が3戦連続という体力的な部分は気になるので、鮮度でどれだけ乗り越えて来れるか。

△のシャザーンは、芝22-芝20-芝24のバウンド延長臨戦。皐月賞は目立つこともなく負けているのだが実は見どころがあるタイプ。初の多頭数戦で戸惑いもあっただろう中で勝ち馬と0.7秒差、3着のファントムシーフとは僅か0.2秒差と踏ん張っていて、Vラインを刻んで前向きさも示してきた。ここに向けてストレス疲労は無いとは言わないが、他の皐月賞組との比較では比較的薄いのと、血統的に東京は向きそうなので前に行って位置取りショックを掛けられれば面白いタイミング。

△のベラジオオペラは、新馬戦から無傷の3連勝でスプリングステークスを制覇。延長臨戦の皐月賞ではしっかり前に行きショックが掛かって4角から絶好の手応え!と思いきや前半1,000mの通過タイムが重馬場にも関わらず58.5秒というまさかのハイペースに巻き込まれて苦しい流れとなった。リズムは崩れたがそれは勝ちに行った証であって、人気も背負っていたし何もしないよりは全然良かった。そして今回はその苦しさを経験した分楽な流れに感じるはずで、当然ストレス疲労も抱えてはいない。枠も絶好枠。人気も大幅ダウンの展開。19年のロジャーバローズになれる可能性は持って良い。