Midas touchを手に入れろ

穴馬狙いの競馬予想をします。思いのままに綴っていきます!

2023年有馬記念の予想

有馬記念

◎タスティエーラ
○スルーセブンシーズ
▲スターズオンアース
⭐︎シャフリヤール
△ソールオリエンス
ジャスティンパレス

△ホウオウエミーズ


1-1 ソールオリエンス(牡3、川田将雅手塚貴久)
→父:キタサンブラック 前走:菊花賞 1番人気3着
芝22-芝30-芝25のバウンド短縮臨戦。本年の皐月賞馬でキャリア6戦全て馬券内と安定しているが、過去に重賞での1番人気1着経験はなく、人気を背負うとプレッシャーに耐えられないタイプ。そういう意味で今回は軽く人気が落ちるタイミングなので気分的に楽にはなりそう。京成杯は相手レベルが低く、勝った皐月賞は特殊馬場とVライン。その後の日本ダービーはよく走れたなという印象だが、夏を超えた秋2走はやはり物足りなさを感じる。デビューから馬体も増えておらず成長力に疑問符がつくが、鞍上スイッチでどこまで。


1-2 シャフリヤール(牡5、松山弘平藤原英昭)
→父:ディープインパクト 前走:BCターフ 5番人気3着
2021年日本ダービー馬で、4歳以降は実は日本でわずか3戦しかしておらず今回4戦目。中山は生涯初、日本のG1は22年のジャパンカップ以来ということで相対的に地味ながら鮮度補完している感覚を持つ。予定していた香港を使えず一頓挫あったのは事実であるが、脚部不安ではなかったようで、ここまで人気が落ちるのであれば反応しても良いタイミングだと思う。


2-3 ホウオウエミーズ(牝6、田辺裕信池上昌和)
→父:ロードカナロア 前走:福島記念 3番人気1着
芝22-芝20-芝25のバウンド延長臨戦。前走連対しているだけでなく、リズム感をしっかりと作ってきて前走念願の重賞制覇。過去の相手レベルとは比べ物にならないくらいレベルアップになるため間違いなく苦しくなるタイミング。それでも人気薄のため無欲に乗れること、鮮度は高いこと、小柄のためこの内枠を引けたことはプラスに働きそう。前走も先に抜け出した所で差を詰められるものの、併せてからもう一度伸びるところを見ると相手レベルアップでも走れるかもしれない。全てが上手くいって3着はあっても良いかな。


2-4 タイトルホルダー(牡5、横山和生・栗田徹)
→父:ドゥラメンテ 前走:ジャパンカップ 4番人気5着
前走逃げられなかった逃げ馬に該当。阪神での芝レースでG1を3勝しているところからもベストは阪神芝で間違い無いだろう。かといって中山が悪いわけではなく、特に有馬記念への臨戦に関しては過去2回と比較して1番良い臨戦だと思う。この秋は休み明けのオールカマーがマイナス体重で2着、疲労を少し残したであろうジャパンカップは少し馬体重を増やして格好はつけてきた。逃げ宣言しているタイプが複数いるが、この馬が勝つためには逃げることが大前提となるであろう。


3-5 ドウデュース(牡4、武豊友道康夫)
→父:ハーツクライ 前走;ジャパンカップ 3番人気4着
2022年日本ダービー馬で、この秋休み明け叩き3戦目。2歳時の朝日杯フューチュリティステークスを勝っていてかなり早い時期から完成度が高く一線級でレースをしてきて3歳で世代の頂点に立っている。ただそこからさらに伸びているのかどうかは何とも怪しいイメージ。特に京都記念後の故障が痛かった印象。天皇賞(秋)後のジャパンカップでは陣営も馬体を絞って仕上げてきたが一歩足りず、日本ダービーで退けたイクイノックスに明確な大きな差をつけられた。ここへ向けても仕上げのお釣りが少なくここは苦しいと見る。


3-6 ディープボンド(牡6、T.マーカンド・大久保龍)
→父:キズナ 前走:ジャパンカップ 8番人気10着
ドウデュース同様今秋休み明け叩き3戦目。それ自体はいいと思うが前に行けなくなってきているかなと思う。体力勝負の展開になるのであれば出番が出てくると思うが、それ以外に評価できる馬がまだいるのでここは違うかな。


4-7 アイアンバローズ(牡6、石橋脩上村洋行)
→父:オルフェーヴル 前走:ステイヤーズステークス 8番人気1着
芝24-芝36-芝25のバウンド短縮臨戦。ステイヤーズステークス臨戦は過去にアルバートが挑んできたが、馬券内に入れなかった。やることをしっかりとやって勝ち切っているのでここではストレス疲労で厳しいタイミング。


4-8 ライラック(牝4、戸崎圭太相沢郁)
オルフェーヴル 前走:エリザベス女王杯 4番人気4着
この秋3戦目。対牝馬戦線ではそれなりに格好をつけてくるのだが、対牡馬となると脆くなる。前走軽く馬体を絞って人気通りに走っており疲労ストレスはトントンだが、ここへ向けてとなるとお釣りがない印象。


5-9 ヒートオンビート(牡6、坂井瑠星・友道康夫)
→父:キングカメハメハ 前走:アルゼンチン共和国杯 4番人気3着
G1は生涯で2戦目と鮮度はあるのだが、見事なまでの○×○の交互質。前走は得意コースのため陣営も馬体重軽く絞って獲りにきた印象。人気より少し好走して疲労ストレスが残ったと思うので今回は苦しいタイミング。


5-10 ジャスティンパレス(牡4、横山武史・杉山晴紀)
→父:ディープインパクト 前走:天皇賞(秋) 6番人気2着
本年の天皇賞(春)勝ち馬でこの秋2戦目ではあるが、馬体を減らしてきていたのは少し気になる材料。人気以上に好走しているためそれなりに疲労ストレスは抱えているだろうが、ジャパンカップをスキップしておりその分ドウデュースよりは良い臨戦。そのドウデュース同様に2歳時から走っているが、この馬はデビューから馬体の成長は見せているので衰えているとは思わない。求められる適性が異なる春秋天皇賞で連対してきているのは実力がある証拠。一発勝ちを狙う場合は、今回前に行く位置取りショック。それができるタイミングだが、鞍上は比較的本番で大勝負することはないので前走同様後ろから行くと思う。あって複勝圏内かな。


6-11 ハーパー(牝3、岩田望来・友道康夫)
→父:ハーツクライ 前走:エリザベス女王杯 3番人気3着
古馬混合G1初挑戦で鮮度が高い。使いつつ馬体を徐々に戻してきておりリズムも崩れていない。牝馬三冠路線ではリバティアイランドの前に全て屈し、前走も同世代のブレイディヴェーグに敗れ善戦ホースのイメージとなっている。今回は相手レベル大幅アップの流れになるのと、この乗り替わりはマイナス材料。


6-12 ウインマリリン(牝6、L.モリス・手塚貴久)
→父:スクリーンヒーロー 前走;BCフィリーアンドメアターフ 4番人気4着
中山コースも重賞2勝を含む4勝と悪くない舞台替わり。昨年の香港ヴァーズを勝って牡馬相手でも戦えるところを示してくれた。ただそこで生命ストック削ってしまったのか不振期に突入。陣営も前走のアメリカ遠征がこの秋の最大の仕上げのピークだった思うので、仕上げのお釣りは残ってないと見る。


7-13 タスティエーラ(牡3、R.ムーア・堀宣行)
→父:サトノクラウン 前走:菊花賞 2番人気2着
本年の日本ダービー馬。馬体重を軽く増やしてきた休み明けの菊花賞は、この馬の得意な条件ではなかったと思うがしっかりと連対を果たしてリズムを維持。春に弥生賞1着、皐月賞2着、日本ダービー1着と3戦連続で連対しているだけでもお見事で、世代の中では上位と見れる。この秋わずかに1戦、前走も人気通りで間隔もしっかり開いてストレス疲労なし、人気も少し落ちプレッシャーもなく、なによりムーア騎乗は心強い強調材料だろう。やや枠が外だが、それでも大崩れすることは考えにくい。


7-14 プラダリア(牡4、B.ムルザバエフ・池添学)
→父:ディープインパクト 前走:京都大賞典 5番人気1着
外枠が厳しい。G2では好走するが、G1の壁に跳ね返されている。それを補うには内目の枠が欲しかった。人気を背負うと基本はプレッシャーに耐えきれず、軽く人気が落ちた時に狙うのがベストなので、人気大幅ダウンの今回は正直狙いたいタイミングである。ただ同様に人気が大幅に落ちた宝塚記念でも0.4秒差6着だったので、枠のことも考えるとこれ以上は望めないかな。


8-15 スルーセブンシーズ(牝5、池添謙一尾関知人)
→父:ドリームジャーニー 前走:凱旋門賞 5番人気4着
中山コース全て馬券内というメンバー随一の中山巧者。宝塚記念でもイクイノックスとクビ差の接戦を演じたことは記憶に新しいが、その後の凱旋門賞でも想像以上に好走しており一線級の相手のいるG1でもリズムが崩れなかったことは評価したい。単純に馬が進化してきているのかもしれない。今回も調教後馬体重から見ても馬体が宝塚記念より増えてきそうで、外枠が痛恨ではあるが切りにくい。


8-16 スターズオンアース(牝4、C.ルメール高柳瑞樹)
→父:ドゥラメンテ 前走:ジャパンカップ 5番人気3着
痛恨の大外枠。過去キャリアで馬券圏内を外したことはなくG1を2勝しているが、桜花賞が7番人気、オークスが3番人気といずれも1番人気ではないタイミング。逆に1番人気に支持された秋華賞大阪杯ヴィクトリアマイルでは全て敗れていてわかりやすく人気を背負うと投げ出すタイプ。この秋は1回ジャパンカップを走ったのみで、馬体重もしっかりと増やしてきていた。疲労ストレスは確かに抱えていると思うが、枠が嫌われて人気が思いのほか上がらなさそうなのでプレッシャーに潰される局面ではなさそう。馬体重を軽く絞って臨めればそんなに派手に凡走するイメージはない。